元:四人囃子の茂木由多加さん死去

はてなダイアリー」のベータテスター、追加募集してるみたいですよ。

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元:四人囃子の茂木由多加さんが、今月初旬に亡くなっていたそうです。(情報元:「パーリス」(2/28付け))。

茂木さんで思い出すのは、80年代前半に、筒美京平さんとの仕事で発表された作品の数々です。一番売れたというか有名なのは、早見優の「渚のライオン」だろうか。

ちょうどその頃の京平さんは、佐久間正英船山基紀をアレンジャーに迎えて、実験的なエレクトロ歌謡を模索してた時期で、佐久間正英と共に和製プログレの中心的存在だった、四人囃子の元メンバーである茂木さんに声がかかったのは、当然のなりゆきだったのかも。

筒美&茂木コンビでの最高傑作は、なんといっても、なかやまて由希の『オクトパシー』でしょうね。全曲作曲:筒美京平で、編曲は茂木さんと佐久間正英が半分ずつという布陣で制作されたこのアルバム、テクノ歌謡マニアは避けて通れない必聴盤です。

80年代モノのコンピレーション盤が売れてるこの御時世に、ちょうどいい音というか、20年経ってやっと時代とマッチしたというか。トミーフェブラリーあたりがカバーしたら、面白いかも。

盟友(佐久間正英)の売れっ子ぶりを、茂木さんはどう見てたのだろう。その答えはもう聴くことができない。