気まぐれOne Way Review(1)

Strawberry

CoCo 『Strawberry』
“気まぐれOne Way Review”の弟一回目にザ・グッバイを選ばなかったのは、“グッバイだけじゃないよ”という意思表示の為です。大滝詠一さんがナイアガラレーベルをスタートさせる際、レーベル弟一弾にわざと自分の作品を選ばなかった、その意図を踏襲したつもりなんだが(ウソ)。

で、何にしようかな、と思ってたら石井琢朗選手が2000本安打を達成したので、彼にとても縁のあるCoCoの、ファーストアルバムにして超名盤の『Strawberry』を紹介することにしました。

あ〜、これもLip's、中野理絵に続いて1990年リリースだ。日本のアイドル史においては、“花の82年組み”という言われ方があることからも、アイドル豊作の年といえば1982年、というのが定説だが、1990年という年も、アイドル史上かなり重要な年なんじゃないかと思えてきた。ちなみにグッバイの活動停止、やっちんソロデビューも1990年ね。

このアルバムがリリースされた当時かなり聴き込んだもんだが、ひょっとして僕よりも細かく聴いてたと思われるのが、つんく♂氏。モーニング娘。の「モーニングコーヒー」を初めて聴いた時、即座にそう思った。TVパフォーマンスにおいても、かなりCoCo入ってたと思う。つんく研究家は、このアルバムと山瀬まみRibbon』は必聴でしょう。

90年代のアイドルポップスシーンは、ここから始まった(かもね)。