疑似恋愛妄想をこじらせる前に

だーわ

相変わらず和田彩花のツイートが冴えてる。ひょっとして彼女は天才なんじゃないだろうか?

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ところで昨日のエントリーで、“アイドルファンが抱きがちな擬似恋愛妄想みたいなものは全く無い”と書いたが、そもそもいい歳のおっさんなので、“オレはアイドルに恋してねぇぜ!”みたいなこと書いてる時点で、どうかしてますな。

長らく僕のサイトやブログを読んで頂いてる方ならお分かりだと思いますが、僕は歌ったり演奏したりする人全てが興味の対象なんですよね。その中には当然アイドル系の人達も含まれてるし、男の子とか女の子とかも関係ない。全て同じ視点で見てる。だから別にそういった対象に恋しちゃうこともない。

正直に言えば10代の頃に大ファンだった某アイドルが結婚した時かなり凹んだこともあったが、その時の経験を経たからこそ、今のようなスタンスで見れるようになったのかもしれない。

長い期間ファンをやってる人の中には、疑似恋愛妄想をこじらせてしまう人が時々いるが、そういう人を見てると、僕は10代の時にいい経験をしたな、とつくづく思う。

数年前に、長らく独身だった某男性ミュージシャンが結婚した時、ファンサイトの掲示板に、一部の古参ファンが酷い書き込みを続けたことがあった。“裏切られた”みたいな内容が多かったが、あんたと結婚する約束でもしてたのかよ?って話だよね。

そんな困った人になってしまう前に、“疑似恋愛妄想こじらせ予備軍”の方達へ、以下のコピペを送る。これは声優の國府田マリ子さんが結婚を発表した際に、熱烈なファンが2ちゃんに書き込んだ有名な名文だ。既にあれから7年経過してて知らない人もいるかもしれないから、改めて掲載する。自分は“疑似恋愛妄想こじらせ予備軍”だと思われる人は、心の隅にでも置いておくといいと思うよ。

和田彩花のファンは当分安心だね。

國府田マリ子のおっかけをやって10余年が経過した。当時大学3年生だったオレはGS美神のおキヌちゃんをやってたマリ姉に出会い、即効でファンになった。


元々合コンや女の子とは縁のない生活だったが、それからはマリ姉の為だけに生きてきたようなモンだ。


毎日マリ姉の歌を聴き、毎週ラジオも聴き、もちろんハガキも出しまくって月3回必ず応援の手紙と詩を送った。イベントも全部行った。


全国ツアーで一緒に全国制覇したのも二度や三度じゃない。ファンやって二年目、握手会で俺の名前を覚えてくれてた時には嬉しくて本気で涙が出た。


人生で最高の喜びだと有頂天になって、帰り道一人で吼えてた。地元の役場の事務に就職した後も、それだけが楽しみで生きてきた。


他の事は考えようとしなかった。結婚も、彼女も、友達も、そんなのは関係ない、いらないと思ってた。


そして去年の9月。信じられないものを目にした。「國府田マリ子結婚!!」目を疑った。絶対ありえない、絶対ありえない。死んでもありえない。


・・・なんであんな男が。ふざけんな。どこがいいんだ。マリ姉と釣り合わない、失礼だ。ふざけんな。ふざけんな。一週間仕事を休んだ。


失意の内に半年が経った。もうラジオも聴いてない。会員番号2ケタ前半のファンクラブも辞めた。最近になってようやく、俺も自分の幸せを掴もう…そう思えるようになってきた。


だけど俺には何も残ってなかった。20代という多感な時期に何もしなかったんだ。当たり前だ。マトモに他人と喋ったのはいつだっただろう。


女の子とおしゃべりをしたのはいつだっただろう。恋について、結婚について、そして人生について最後に考えたのはいつだったんだろう。


趣味も、特技も、人間性も、協調性も。何もありゃしない。残ったのはブサイクで汚い30代の中身スッカラカンな男。それだけ。


こんなのが今更どうやって幸せ掴めってんだ。声優のおっかけは何も生み出さなかった。それに今まで気づかなかった俺は最高にバカだ。


そしてこんなグチをネットでしかこぼせない俺は最高に惨めだ。是非俺を笑ってくれ。蔑んでくれ。そして自分の人生をもう一度考えるキッカケにしてくれ…